1940~1960年代のミッドセンチュリー期のモダンデザイン。
その造形や機能美、この時代を生きたデザイナーやものづくりの背景は、
今を生きる私たちの心を捉えて離しません。
この企画では、モダンデザインの魅力をそれらが生まれた背景とあわせてご紹介します。
昨年に続き2回目の開催となる今回の会場はMUJI GINZA。
東京の中心から、世界中の優れたモダンデザインの魅力をお伝えします。
日本のモダンデザインに焦点を当てた展覧会。北欧モダン、アメリカのミッドセンチュリーなどに対しては共通のイメージが浮かぶ一方、「ジャパニーズモダンとは何か?」という問いに対して、私たちはどれくらいはっきりとしたイメージや言葉を持っているでしょうか。本展では「ジャパニーズモダン」を考察します。
詳細を見る"PLAY&THINK!"をテーマに、モダニズムを楽しみながら考え、感じる体験型イベントをATELIER MUJI GINZAのイベントスペースにて開催します。
大人もこどもも、モダニズムに詳しい方もあまり知らない方も幅広くお楽しみいただけるよう、モダニズムに触れるたくさんの入り口をご用意しました。
MUJI HOTEL GINZAの客室を期間限定のショーケースにして、国内の約30のギャラリーやヴィンテージショップが特別な展示販売をします。
世界中のモダンデザインを愉しみながらお買い物ができる特別なひとときをお過ごしください。
今日、私たちの暮らしのいたるところにある多様なデザイン。
その歴史をさかのぼると、ある時期まで「デザイン」と「ものづくり」は一体でした。
デザイナーという職業が確立し、その発想に基づいたものづくりが広く行われるようになったのは、
19世紀後半から19世紀末にかけてのヨーロッパです。
世界に先んじて工業化が進んだ国々で、現在と同じような仕組みのデザインが始動したのです。
当時から20世紀後半にかけて生まれたプロダクトのデザインを、一般にモダンデザインと呼びます。
それは、工業化の前提となる合理性と、人々の暮らしに求められる実用性や快適性との間で、
最も望ましいバランスを追求しました。
そのための、理に適った、無駄のない、多くの人々に役立つデザイン手法は、
徐々に世界各国のスタンダードとして定着していきました。
時代が進むと共に、暮らしのあり方や産業の形態は大きな変化を遂げました。
しかしモダンデザインの名品とされるものは、
豊かな創造と研鑽の結晶として、今なお大きな価値を秘めています。
今年も "TOKYO MODERNISM" を開催いたします。
無印良品 銀座を拠点に繰り広げた昨年、
特にMUJI HOTELGINZA の客室を利用した日本中から集まったヴィンテージギャラリーとのイベント
"MODERNISM SHOW" はたくさんの方々に楽しんでいただけました。
リアルな場を持ってモノと出会い、思い入れをもったバイヤーから
そのモノについての背景や情報を直接聞くことができる、
これが "MODERNISM SHOW" の醍醐味です。
モノを介した売り手と買い手の間で行われるコミュニケーションの大切さ、
その楽しさをあらためて感じる場所となりました。
2回目となる今回。
"MODERNISM SHOW" でさまざまな国から素晴らしいデザインを
運んで紹介してくれるギャラリーに新たな方々が加わったり、
日本のモダニズムをより深く掘り下げる展覧会 "JAPANESE MODERN" や、
こどもからおとなまで楽しめる体験型のイベント "MODERNISM EXPERIENCE" の開催など、
パワーアップした企画を準備しています。
さまざまな出会いや発見のある、約2ヶ月間のスペシャルイベント。
ご期待ください。
Life in Art "TOKYO MODERNISM 2023"
主催:株式会社良品計画(Life in Art 事務局)
協力:UDS株式会社