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TOKYO MODERNISM 2022 |
Interview
LULLABY

お店の紹介、名前の由来、お店をはじめるきっかけを教えてください。

ヴィンテージ家具やユニークな雑貨を中心に各国より買付け、販売を行っています。

LULLABYとは子守唄という言葉から。便利な現代、物を調べ出すと気づいたら朝になってしまった、という経験をよくするのですが、代わりにお探しさせていただきたいという意味合いと、販売する作品は調査した内容をしっかりとフィードバックし、ご不明点を取り除き、購入いただいた方にとっての安らげる作品をお届けしたいという意味を含んでいます。

ロゴにしている羊は、羊の尻尾は本来長いのですが、役に立たなく、不衛生であることから生まれてすぐに切られてしまうようで、これは誰かの都合であり、必要かも知れないものを切られてしまった尻尾が私の収集している物に似ていると感じていまして、羊をモチーフとしたロゴと名前にしました。

どのようなヴィンテージアイテムを取り扱っていますか?

現在はご要望を多くいただくことからPierre Jeanneretの作品を中心に扱っていますが、現代に量産されていないもの、手仕事を感じるもの、ユニークなものを扱うようにしています。

影響を受けたデザイナー、思い入れのあるアイテムなどがあれば教えてください。

その時々の嗜好で変わりますが、各国、沢山のデザイナーに影響されました。

お店の近くにお薦めのお店や場所があれば教えてください。

神奈川県川崎市宮前区にも倉庫があり、いらっしゃる方のお話を伺うとSOLSO FARMさんのついでにお越しいただく方が多いです。

今回、Modernism Galleryに出品いただく逸品について教えてください。

Preben Dal / Symfoni Pendant Lamp

プレーベン・ダルに関する情報は少なく、詳細は分かっていませんが、元々はデンマークの建築家として活動し、HANS FØLSGAARD社の子息であるポール・フォルスゴーの友人という縁で1960~70年代に照明をいくつかデザインしたといわれています。

この逸品との出会い、そしてあなたにとってどこがモダンデザインの逸品なのか教えてください。

オランダで家具を探しているなかで一緒にコーディネートされていたこの照明に偶然出会い、一目惚れし、売り物でもなく、デザイナーも分からないという状態でしたが、交渉し譲っていただいた思い出の作品です。

2年程自宅で使用していた際には気づかなかったのですが、事務所に移し、休憩でソファーに寝て天井を見上げた際に綺麗な模様が浮かび上がっていることに初めて気づき、とても感動したのを今でも覚えています。
その後、設置場所、天井や壁の色、コードの長さ、素材の反射で光がさまざまに変化することが分かり、実際に使い、時間をかけて向き合う事の重要性、作品との向き合い方が大きく変わった逸品です。

後にデンマークの建築家、プレーベン・ダルの作品であることが分かりました。
建築家目線で作られたシェードは消灯時、点灯時、設置条件で雰囲気も大きく変わり、半世紀を超えた今でも新しさを感じます。彼に関する情報は少なく、名前が間違われていることもあります。
モダンデザインといえば、な代表作品を探すのも楽しいのですが、まだまだ周知されていないモダンデザインを探す楽しさのきっかけにしていただけたらと思います。

今後目指していること、展望などありましたら教えてください。

ヴィンテージ作品は性質上、史実が変わってしまうことも多々ありますので、調査に力を入れ、弊社で蓄積しているデータベースの整理、公開を出来たらと考えております。
また、現在はオンラインでの販売と、アポイントメント制ではありますが倉庫に直接お越しいただき、ご覧いただくことも可能なスタイルで展開していますが、多くの方により気軽にお披露目出来る機会を整えたいと思っています。

Modernism Gallery展示アイテム

  • Item: Symfoni Pendant Lamp
  • Designer: Preben Dal
  • Year: 1960s

LULLABYララバイ

倉庫 : 神奈川県川崎市宮前区など
※詳細住所はWEBサイトお問い合わせからご案内させていただきます。
tel 050-5806-3721

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