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Interview curatorium

お店の紹介、名前の由来、お店をはじめたきっかけを教えてください。

10年ほど前にショップのディレクションが縁となり、和家具を中心としたヴィンテージを当初扱っていました。和家具とアフリカのものの組み合わせなど、新旧や場所など時間や空間の制約にとらわれることなく、セレクトをしていました。その延長として、現実的な蒐集の場所であり、アイディアの蓄積としてArchivesというブランドができました。そこでは博物館のように蒐集することを一つのコンセプトに世界中の様々なものを蒐集してきました。
今回、このTOKYO MODERNISM SHOWに参加させていただくブランドcuratoriumは、Archivesの蒐集を意味する言葉に対して、curatoriumは直訳だと学芸員や専門家による監督・諮問機関という意味です。蒐集してきたものをどう選定するか、キュレーションするかに特化したブランドとして考えています。様々な場所や時間などにあわせた最適な形を届けることができればと思っております。お店は普段は修繕のアトリエとなっており、アポイントメント制でご案内しています。

どのようなヴィンテージアイテムを取り扱っていますか?

Archivesでは基本的に世界中すべてのものを扱っています。インドの家具からタイの雑貨やヨーロッパのオーセンティックな家具や日本の和家具まで。一方でcuratoriumはその時々に応じたセレクトをその中から抽出してお見せしております。すべてのどこの国の、なんのというわかりやすいジャンルやカテゴリーは基本ありません。今回はMODERNISM SHOWなので北欧ヴィンテージを中心に選定しております。Hans J. Wegner(ハンス・J・ウェグナー)のAT309テーブルやBorge Mogensen(ボーエ・モーエンセン)のSpanish Chairなどの名作にアノニマスなものを織り交ぜてご提案しようと思っています。

影響を受けたデザイナーを教えてください。

実際に扱うわけではないのですが、eamesなのかeames houseには影響を受けています。昔あまりに流行り過ぎてしまったためにあまり興味を持てなかったeamesでしたが、eames houseをみると日本でeamesの椅子単体が持つイメージとかなり異なる空間のイメージだと思います。eames houseの本棚やソファーの後ろには二人が旅して集められた多くの民藝品が飾られています。その空間はモダンでカラフルで工業的な椅子単体のイメージとはかけ離れた空間であり、こういうミックス感やバランスには強く惹かれております。私たちのスタートの和家具とアフリカのラグというのもこういったミックスの世界観に影響を受けたものだと思っております。

お店の近くにおすすめの場所があれば教えてください。

近くにはいろいろなお店があります。私たちは今年に移転したばかりですが、いろんな素晴らしい方がいたのでこのエリアを選びました。文具を扱うカキモリ。オーダーでノートを作れたり、書くことが楽しくなる場所です。海外からも目的として多くの人が訪れています。
雑貨類を扱うsyuro。御代田にもSAMNICONという素晴らしいギャラリーをやられているお店。オリジナルプロダクトからセレクトまで素晴らしい選定です。
チョコレートとコーヒーの蕪木。このエリアといえばの名店ですね。築120年の米屋を改修したコーヒーショップ+ゲストルームのmiamiaも最近新店としてオープンしました。ARCというコーヒーショップも落ち着いた内装に外の巨大珪化木にも惹かれる素敵なお店。少し足を伸ばせばこのエリアを盛り上げてくれたダンデライオンチョコレートやオリジナル調香を楽しむことができるOSAJIがやっているkako〈家香〉があります。
まだまだいくらでもありますね。

現在愛用しているモダニズムアイテムと、それに対する想いを教えてください。

Heart Chair FH4104

Designer : Hans J. Wegner
Manufacturer : Fritz Hansen
Era : 1952-1964
Size : W530 D430 H720 SH430

義父から受け継いだ家具です。義父は北欧のヴィンテージ家具が好きで、今でも色々な家具を大事に使用していますが、部屋や事務所の模様替えなどで余った家具を譲り受けました。
長い年月使用していたために、弱っていた背もたれを直し、座面のレザーも貼り直しましたが、それでもまだまだ現役で、食卓の椅子として毎日使用しています。
背中の緩やかな曲線が優しく背中を包み込んでくれます。また外部で使用される古材の床材を使用しているので、ぼこぼこしたフローリングなのですが、三本脚が吸収してくれています。いつかまたこれを自分の子供達に引き継いでいくことが楽しみです。

今後目指していること、展望などありましたら教えてください。

新しい国にもどんどん行きたいと思っています。モダニズムという言葉で考えるのであれば、その前にはモダニズムに影響を与えたものがあり、その後にもそのモダニズムから影響を受けたものが世界中に広がっていると思います。毎年行くインドも近年ジャンヌレの流れからインドのモダニズム建築などにも注目が集まっています。様々な国でその流れや影響などの痕跡などを見つつ、いろいろな素晴らしいものを発見できればと思っています。
また近くは宿泊施設のプロジェクトを始める予定があります。実際に使ってもらう、体感してもらうことで家具などは良さが伝わると思っております。curatoriumらしい選定をした空間をお見せできたらと思っています。

curatoriumキュラトリアム

台東区小島にあるアポイントメント制のアトリエ併設ショップ。渋谷PARCOにあるArchivesの姉妹店として営業。Archivesが世界各地から様々なものを蒐集するのに対して、curatoriumはその蒐集したものを選定し、構築するブランド。空間と時間を跨いで様々な家具や雑貨を選定している。

〒111-0056 東京都台東区小島1-12-9 竹内ビル1F - 3F

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