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Interview NOTA_SHOP

お店の紹介、名前の由来、お店をはじめたきっかけを教えてください。

滋賀県の陶芸産地、信楽にて陶器を軸にしたデザイン活動をする「NOTA&design」が運営するギャラリー兼ショップです。工芸、アート、デザインの文脈を横断し、時代や地域を問わず、次の時代に残すべきアイテムを独自の目線でセレクトしています。

名前の由来は陶器を製作する際に使用する、粘土の接着剤「ドベ」の方言「ノタ」から来ています。
接着剤のように「ヒトとヒト」「モノとヒト」を繋げられればという思いからつけました。
また、「not a shop(お店ではない)」という隠れた意味もあります。

はじめたきっかけは、信楽に自分が行きたいお店がなかったからです。
作り手は多い町ですが、それを正しく伝えるお店が存在せず、もったいないという思いから作りました。
私たちが扱っている陶器という素材は決して機能的ではなく、機能以外の価値観「美しさ」や「ここちよさ」など人間の情動に働きかける要素が必要だと思い、それらをトータルで伝えられる場所を目指しています。

どのようなヴィンテージアイテムを取り扱っていますか?

陶器に関しては自社で製作しているものを含め、近隣の陶芸作家の作品を中心にしています。
陶器以外の素材に関しては、場所や時代を問わず、アート、工芸、プロダクト、古道具などを次の時代に残すべき、良いと思ったアイテムをセレクトしています。
扱う作家や展覧会については100年後にも「美しさ」「思想」が耐えうるかを基準に、行っています。

影響を受けたデザイナー、思い入れのあるアイテムなどがあれば教えてください。

影響を受けたデザイナーは沢山いますが、やはりモダニズム期のデザイナー達には常に刺激を受けます。
都市計画、建築、家具、グラフィック、工房運営、教育までを自分たちで行うスタイルは、仕事が細分化された現代においては学ぶべきことが沢山あるように感じます。

お店の近くにおすすめのお店や場所があれば教えてください。

「Gallery yamahon」

信楽の隣、三重県伊賀市にあるギャラリー。
日本の素晴らしい工芸、アート、美に対しての眼差しを教えてくれる場所です。
地方でもクオリティと思いがあれば、成立することを教えてもらい、お店の存在によって、作り手の意識も変化することを経験させてもらっています。

「MIHO MUSEUM」

信楽の山中に存在する美術館。
ルーヴル・ピラミッドの設計で著名な「I・M・ペイ」氏が設計した建物は、周りの自然とのバランスを保ち圧巻。展示も毎回素晴らしいです。

今後目指していること、展望などありましたら教えてください。

モノを見る、買うだけではなく、作れる場所として、信楽に宿泊施設と陶芸体験ができる施設をプランニング中です。
信楽が私たちの活動により、さまざまなヒトが興味を持ってくれるエリアになれれば良いなと思っています。

NOTA_SHOPノタショップ

滋賀県の陶芸産地、信楽にて陶器を軸にしたデザイン活動をする「NOTA&design」が運営するギャラリー兼ショップ。工芸、アート、デザインの文脈を横断し、時代や地域を問わず、次の時代に残すべきアイテムを独自の目線でセレクトしている。

〒529-1804 滋賀県甲賀市信楽町勅旨2317
tel 0748-60-4714

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